特定秘密保護法成立を受けて、サンタクロース組合が、公務員の家庭へのプレゼント配布の自粛を検討

2013年12月10日

 『もう風も吹かない』の上演が終わったあとも、城崎温泉でのリーディング公演や、小豆島での『銀河鉄道の夜』など、様々な上演が続いています。
 来週は、香川県丸亀市と岡山県倉敷市で『サンタクロース会議』の上演です。
 
 『サンタクロース会議』は、ご覧いただいた方も多いかと思いますが、サンタクロースがいるかいないかをみんなで議論する子ども参加型の演劇です。
 一年ぶりの再演ということで、いまは、稽古を通じて一つ一つの台詞をチェックし、バージョンアップをしているところです。たとえば、子どものほしいプレゼントを「Wii」から「WiiU」に変えるといった細かい修正です。
 まぁ、その中で、表題のような議論を考えました。
 しかし、今回は、丸亀公演もあり、当然、お隣の善通寺市から自衛隊員の子どもも観に来る可能性が高いので、大きな議題とするのはやめました。『動物会議』でも、子どもを人質に取るのは最後の手段となっていますから。
しかしそれにしても、特定秘密保護法が通ってしまって、サンタクロースたちのことがたいへんに心配です。せめて修正協議を通じて、付帯決議にでも、「サンタクロースおよび妖精は除外する」と書いていただきたかったです。まぁ、この点は、公明党はさすがに支持母体との関係から難しいでしょうから、他の野党に期待したかったところです。こういったときに、野党の力のなさを痛感します。
それから、公務員さんとか、自衛隊員さんの子どもたちがいじめに遭っていないかも心配です。「お前のとこ、秘密隠してるからサンタ来ないんだぜ」とか言われてるんではないかと。とりあえず、まだ法の執行前ですから、勇気あるサンタの行動に期待します。

http://s.seinendan.org/play/2013/12/3237

 実際には、『サンタクロース会議』アダルト編の方で、秘密保護法に少しだけ触れました。どう触れているかは、ご覧いただいた方だけのお楽しみということで。