折々のことば

2016年4月05日

 昨日は、朝日新聞「折々のことば」で、再度取り上げていただきました。

http://www.asahi.com/articles/ASJ3K3K71J3KUCVL00H.html

 新刊『下り坂をそろそろと下る』では、鷲田さんの「しんがりのリーダーシップ」についても触れています。

 『カガクするココロ』『北限の猿』、小屋入りしました。
 客席数が確定し、売り止めになっていた回も販売を再開しました。また、一般のお客様には売り止めの回も、支援会員の方には枠がありますので、是非、この機会にご入会ください。

http://www.seinendan.org/play/2016/01/4934

 『カガクするココロ』『北限の猿』は共に、まだ「ポスドク」といった言葉もなかった時代に、女性研究者の惑いや希望を描いた作品です。よく『東京ノート』のことを、予言的な作品と言われますが、私としては、こちらの方がよほど予言的であり、近未来ものとしての価値があると自負しています。
 舞台は、文理融合の混成プロジェクトの現場ですが、執筆から二十年後に、私自身が世界最先端のロボット研究者と、同じような「人間とは何か」を考えるプロジェクトの中核を担うことになるとは、さすがに思ってもみませんでした。人生は、どこまでも不可思議です。

よく、ワークショップはどこでやっているのですかとお問い合わせをいただきます。
 首都圏では、一般向けのワークショップは、あまりやっていないのですが、数少ない一つが、今週末にあります。
 4月10日(日) 池袋です。まだ、参加可能のようです。

http://cul.7cn.co.jp/programs/program_707070.html

城崎国際アートセンターでは、地域おこし協力隊を募集しています。

http://kiac.jp/jp/posts/blog

 日記の続き

3月6日(日) 早朝の飛行機で大阪へ。打ち合わせ一件。そのあと扇町へ。大阪大学リーディング大学院の選抜試験。今年は「子宮頸がんワクチン」についてレポートを書き、ディスカッションを行い、さらに劇を創るのが課題。かつて扇町ミュージアムスクエアがあったこの場所で、最先端の選抜試験を行うことには複雑な感慨がある。私の担当は午後4時から、夜中の12時まで。受験者は、疲れていても論理的思考が継続できるかといった知的体力も試される。

3月7日(月) 引き続き、朝から選抜試験。11時過ぎに演劇の発表。私の役目が終わったので昼食後、少し仕事をしてから移動。
 夜、京都薬科大学に教職員対象の講演会。やはり医療系はコミュニケーションの問題が切実なだけに、皆さんよく聞いてくださる。
 新幹線で帰京。

3月8日(火) 早朝に東京藝大に出勤。9時から会議。面談一件。午後、フジテレビへ。アナウンサー対象のワークショップの最終回。福島のことなど、いろいろ話ができてよかった。アゴラに戻って、遊園地再生事業団+青年団の公演を観劇。そして宮沢さんとアフタートーク。ちょっとだけ打ち上げに参加してから、面接6件。

3月9日(水) 朝7時半の飛行機で伊丹へ。そこから乗り継いで但馬にいく予定が、なんと航空機の故障で欠航。急遽、車で宝塚駅まで送ってもらい、そこからJRで豊岡へ。
豊岡市役所で、怒濤の会議と打ち合わせ4本。
車で城崎温泉へ。足湯での公開リハーサルを見学。劇団ノットルのウォン・ヨンオさんと十年ぶりくらいに再会。

冷えたので、寸暇を惜しんで温泉へ。
17時から19時、城崎国際アートセンター、アドバイザー会議。
豊岡市街に戻って、明日の委員会メンバーとの懇親会。美味しいお酒をいただく。関野吉晴さんに初めてお目にかかり感激。冒険と探検の違いなど、議論が盛り上がる。

3月10日(木) 朝10時から、植村直己冒険館基本構想策定委員会。四十年前、十三歳の私にとって植村直己さんは神様でした。いま、そのふるさと豊岡市日高町にある植村直己冒険館の将来設計を行う策定委員会の座長をさせてもらえるとは、なんと光栄なことでしょう。2時間、充実した議論が続いた。

http://www3.city.toyooka.lg.jp/boukenkan/index.html

城崎に移って、アートセンターで、中貝市長と佐々木雅幸先生と私でクリエイティブカフェ。こちらも、交流会まで含めて盛り上がる。
この日も足湯のパフォーマンスを見てから温泉。
夜は、カフェのメンバーで懇親会。

3月11日(金) 7時半発の特急で姫路へ。新幹線に乗り換えて帰京。13時から15時目白で座談会。16時から17時半、晴海で企業の講演会。地下鉄で末広町に出て3111アーツ千代田へ。『さようなら』の上映後にトーク。そして映画祭のオープニングパーティー。打ち合わせ一件。22時頃帰宅。