『暗愚小傳』いよいよあと5日。

2014年10月13日

 秋田から帰ってきました。
 ここ数日、また変則的な移動だったので、そのことはまた日記に書きます。

私としては、フランスの人気俳優たちと、横浜でアンドロイド演劇を上演し、一方で秋田内陸鉄道という、地元の方たちも滅多に乗らないローカル線で演劇を創り、そして私のもっとも思い入れの強い作品である『暗愚小傳』の稽古が進むというのは、至福の時間です。
 できることなら、一人の演出家が、同時並行でこのような作業を行っていること自体を、観客として目撃し、楽しんでいただければと願います。
『暗愚小傳』も、いよいよ初日が近づいてきました。ぜひ、おいでください。

http://www.seinendan.org/play/2014/07/3564

ここで触れた三つの作品には、宮沢賢治という共通項があります。他の二つは一編の詩を読むだけですが、『暗愚小傳』では宮沢賢治が登場します。

 稽古は、こんな感じです。

日記にも書きましたが、東京藝大でも、少しずつ活動を始めています。

http://innovation.geidai.ac.jp/symposium2014/

こちらも、どうぞおいでください。先着順です。

日記の続きです。

7日(火) 早朝、東京藝大出勤。9時から打ち合わせ二件。11時半から会議。上野から横浜へ。KAATで舞台稽古。インタビュー一件。帰宅。『暗愚小傳』の当日パンフレット原稿、キネ旬の連載原稿脱稿。

8日(水) 朝9時からアトリエ春風舎で『暗愚小傳』の稽古。10時半から通し稽古。小竹向原から上野へ。東京藝大で初の本格的な授業開始。非常に積極的な学生さんたちで楽しみ。授業終了後、上野から横浜へ。アンドロイド版『変身』ゲネプロ。大きな支障なし。
 すぐに帰宅して原稿。一番大きな20枚ほどの原稿を脱稿。締め切り地獄からとりあえず脱出。

9日(木) 朝9時から、アトリエ春風舎で『暗愚小傳』の稽古。昼過ぎに横浜に移動。なんでこういった変則的な稽古になっているかというと、もちろん私の都合が一番ですが、主演の山内健司が東京藝術劇場で『小指の思い出』に出演しているからでもあります。
 15時から、俳優たちの台詞合わせにつきあう。暗転の前後など、軽く確認。
 19時半開演。21時、俳優たちとアフタートーク。たいへん、評判はいいようです。
 22時横浜発。23時、帰宅。シャワーを浴びて、渋谷から深夜バスで仙台へ。
 ここから超変則日程開始。