コウノトリの郷

2014年10月02日

 ロボットの動作プログラム作成で、厳しい毎日を送っていました。どうにか間に合いました。どんな日々だったかは、後日、日記に書きます。
 アンドロイド版『変身』、『暗愚小傳』と公演目白押しですが、ぜひ、『秋田内陸阿房列車』にもおいでください。ここでしか、いましか観られない演劇です。よろしくお願いします。

http://www.seinendan.org/play/2014/09/3801
http://engekiressha.peatix.com/

 自分は観られないという方でも、お近くの方に是非、後喧伝ください。
秋田内陸縦貫鉄道(別名「秋田美人ライン」)は、乗るだけでも楽しい列車です。角館から乗車するバージョンと、鷹巣から乗車するバージョンでは、芝居の内容が少し違います。マニアの方は、両方乗ってみると、また違いが味わえて面白いかと思います。

 日記の続き

21日(日) 唯一の休日。朝、鳥取や京都に遊びに行くフランス人たちを駅まで見送り、そのあとレンタカーを借りて、妻と一緒に豊岡市内を観光。城崎温泉外湯-玄武洞-出石そば-出石永楽館-植村直巳記念館-コウノトリの郷-カバンストリート-谷口今川焼き店のかき氷。一日で豊岡を堪能しました。天候にも恵まれ、いい一日でした。
 レンタカーを返して、コウノトリ但馬空港から伊丹空港へ.ここで妻とお別れ。私は大阪泊。

22日(月) 朝から神戸の富士通テンで、アンドロイドの声の録音。こちらの無響室という、残響のない部屋を使って録音をさせていただいています。アンドロイドの声だけではなく、富士通テンさんには、『東京ノート』の美術館公演でも残響のないスピーカーをご提供いただいています。私は録音の最初だけ付き合って、その足で大阪へ。市内で記者会見。そのあとインタビュー取材一件。夜、篠山口を経て、今日の宿舎へ

23日(火) 朝8時から12時まで、阪大のリーダーシップ養成合宿でのワークショップと講義。送迎の車で篠山口に出てコウノトリ号で城崎温泉に戻る。16時から稽古再開。ロボットの声が入って、いよいよ稽古が加速。この日は夕食を挟んで22時まで稽古。ロボットの声のタイミングを調整する地道な稽古が続く。

24日(水) 朝10時から夜17時まで稽古。ロボットに合わせて稽古が進むので、ここは一番ストレスのたまるところなのですが、フランス人も、よく頑張ってくれました。
この日、フランス人たちは、出石の永楽館で狂言を観劇。私は、残った原稿を2本仕上げる。

25日(木) 朝8時20分に迎えの車が来て、9時から市役所で職員対象ワークショップ。昨年、部長さんたちにやって好評だったので、今日は課長さんたち対象。センターに戻って13時から19時まで稽古。この日は俳優と私は、旅館にご招待いただき外泊。
 城崎温泉では、多くの方にご支援をいただいていますが、すべての名前を出すことは不可能ですし、名前を出すことを嫌がられる方もいらっしゃるので、個別の表記はなしとさせていただきます。皆さん、本当にありがとうございます。

26日(金) 旅館からすぐに戻ってインタビュー二件。10時半から稽古。16時、奇跡的に、音声のタイミング設定が完了する。17時から、スタッフ総見で初の通し稽古。
 今回のアンドロイド版『変身』は、私のこれまでのフランスでの仕事と、ロボット演劇プロジェクトの、一つの集大成となるかもしれません。
19時半から、地ビールのお店で全員での飲み会。