城崎からパリへ

2014年6月24日

 盛岡に行ってきました。
東北ツアーの関連事業で「演劇リーダー養成講座」を今月から10月まで開催します。
土曜日、日曜日と8時間ずつ、みっちり講義とワークショップでした。

東北ツアー、いよいよ目前です。

http://www.seinendan.org/play/2014/04/3398

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 城崎での劇作家大会は、大変な盛り上がりで四日間の日程を終了しました。
 私は、戯曲セミナーの担当だったので、生徒さんたちが考えている時間はぶらぶらとして、いろいろな講座を覗くことができました。
 最終日、閉会式終了後、バスで但馬空港へ。ここから伊丹経由で羽田に。鴻上さん、渡辺えりさん、横内さん、マキノさん他、豪華メンバーでの移動でした。

私は羽田で国際線に乗り継いで、そのままパリへ。伊丹での離陸が遅れたために、せわしない出国になりました。
夜10時発の深夜便で、パリ、シャルルドゴール空港には朝の3時半に到着。さすがに地下鉄も動いておらず1時間待ってパリ市内へ。ホテルにチェックインして仮眠。
 いよいよこの日から、アンドロイド版『変身』のプレ稽古が始まりました。
 場所は、オデオンの稽古場。シーズン終了間際ということもあって、空いていたのでしょうが、共同制作でもないのにオデオンの稽古場を簡単に借りられるというのは、やはりありがたいです。日本の新国立ではあり得ないですから。
実際、帰国後に、あるワークショップをやらなければならなくなって、とある公共ホールを借りようとしたのですが、「私的な利用には貸せない」と拒否されました。「オデオンは借りられても、○○は借りられないのか」とショックを受けました。
稽古が始まる前に、オデオンの支配人がわざわざ挨拶に来てくれたり、やはりフランスではアーティストが大事にされているなぁと、彼我の差に目眩を覚えました。
 写真は、オデオンのバルコニーからの風景。
 オデオン・ヨーロッパ劇場の名の通り、ここには真ん中にEUの旗が掲げられています。まぁ、穿った見方をすれば、フランスがヨーロッパの文化の中心であることを強く主張しているわけですが。