ベルリン

2014年5月09日

ベルリンに来ています。
ドイツ外務省の招きで、ベルリン演劇祭(Theatertreffen2014)の演目を観て回るというのが主な目的ですが、朝の9時半から、ドイツ演劇に関する色々なレクチャーがあって英語づけの毎日です。私の英語力で理解できるのは、だいたいすでに知っていることなので、ほとんど聞き流している状態です。
このプログラムには、世界中から色々なポジションの人が30人くらい参加していて、特に北米の人々は劇場のシステムも大きく違うので、質問がトンチンカンになって、その答弁の間は、とても退屈になります。もともと、ドイツの作品を海外のプロデューサーに売りたいというのが目的の催しなので、仕方ないのですが。
パリ経由で15時間かけてベルリンについた初日は、『ワーニャおじさん』3時間半、二日目の昨日はシャウビューネで『民衆の敵』を2時間40分(休憩なし)で、がっつり観ました。ベルリンの主な劇場を効率よく回れるのは、たしかに助かります。
昨日は、コソボとブラジルのフェスティバルディレクターと、ポーランドのドラマターグと友達になりました。せっかく来たので、せっせと社交に励んでいます。

写真は、演劇祭のメイン会場となっている劇場です。
 『ワーニャ』は、休憩中に仕込み替えがあり、全員が外に出なければなりません。雨が降ったら困ると思いますが。

東京での演劇展に続いて、初の演劇展ツアーとなる東北公演も前売りを開始しました。ぜひ、皆様、おいで下さい。

http://www.seinendan.org/play/2014/04/3398

東京での演劇展も売れ行き好調で、すでに売り止めの回が出ております。早めにご予約下さい。
 また、こまばアゴラ劇場では、支援会員を募集しています。いま入会すると、演劇展の全演目はもちろんのこと、KAATでのアンドロイド版『変身』、吉祥寺シアターでの『暗愚小傳』なども、すべてご覧いただけます。
 ぜひ、お早めにご入会ください。

http://www.komaba-agora.com/members