今年の国際事業である『マニラノート』のオーディションのためにマニラに来ています。
オーディションは、1次、2次、3次と順調に終わり百数十名の志願者から、二〇名のキャストを決定しました。
昨日は、最終オーディションと、マニラでの日本映画祭の一環としての『幕が上がる』の上映会がありました。トークでは質問がたくさん出ました。
今夜、マニラから帰国して、すぐに北海道幕別へ。そこからは講演会が続きます。お近くの方、どうぞおいでください。
幕別
http://www.town.makubetsu.lg.jp/chosei/news/2018-0722-0935-34.html
三重大学
https://www.center-mie.or.jp/bunka/invite/detail/23622
四万十市
http://www.city.shimanto.lg.jp/city-office/info/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2794;id=
四国学院大学
http://www.sg-u.ac.jp/event/lecture21_20180823/
そして、もうこれは締め切ってしまったようですが、二松学舎大学で夏目漱石のアンドロイドを使ったパフォーマンスとシンポジウムを行います。
https://www.nishogakusha-u.ac.jp/android/event/20180727.html
『日本文学盛衰史』は、本当に多くのお客様においでいただき、ありがとうございました。結成35年を迎えて、未だに動員が伸びていることを本当にありがたく思います。
豊岡移転、新大学の開学準備なども順調に進んでおります。
私自身は、たいへん順調に、いろいろな仕事を進めさせてもらっているのですが、この夏は猛暑とともに、多くの不祥事に取り巻かれた夏となりました。
まず、多くの方がご承知の通り、無隣館三期生であり、先の『革命日記』にも出演した飯田一期さんが家宅侵入の疑いで逮捕されました。
無隣館は、多くの生徒が、それぞれ劇団に属すか独立して俳優活動を行っており、今回の件は、私の監督責任の及ぶ範囲ではありませんが、1年以上、活動をともにしてきた仲間ですから忸怩たる思いはあります。まだ本人と直接の連絡は取れておりませんので、連絡がつき詳細が分かり次第、今後の処遇を考えることになるかと思います。
また、青年団演出部の田川啓介が主宰する水素74%が、駅前劇場で予定していた公演を中止しました。こちらも独立した団体ですが、田川はこれまでも執筆が遅く、再三にわたって注意をしてきたにもかかわらず、上演を遂行できなかったことは同じ劇団員として情けない思いです。
また、すでにこまばアゴラ劇場のHPでは公表しておりますが、アゴラ劇場のラインナップに入っていたthe pillow talkの『我が闘争。気軽に、(仮)』の上演中止も決定しました。HPにも書きましたが、プログラム選定に責任を負う芸術総監督として、支援会員の皆様をはじめ多くの方々にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
さて、上記、二つの上演中止の案件を受け関係者と協議を行い、水素74%が本来、駅前劇場で行う予定だった新作『ロマン』を9月上旬にこまばアゴラ劇場で上演することとなりました。
一つの劇場をキャンセルし、その一ヶ月後に近隣の劇場で上演を行うのは非常識な行為ですが、駅前劇場様からもご理解をいただき公演を実施する運びとなりました。
なお、田川と協議し、今回の混乱の責任をとって、以下のような措置を行うことになりました。
・田川啓介ならびに水素74%は、当面活動を停止し謹慎する。
・田川啓介は9月の上演終了時点で青年団を退団する。
異例の措置かとは思いますが、俳優たちにとっても、やはり公演はやれるならやるに越したことはなく、どうか関係各位にはご理解をいただければと存じます。
日記の続き
5月
17日 早朝、羽田から伊丹へ。午前中教授会。午後は阪大で授業。
18日 新幹線、JRを乗り継いで高山へ。日本工芸地産協会のシンポジウム。深夜に帰京。
19日 慶應丸の内の発表会。今年も盛り上がりました。夜、演劇関係者とセクハラ問題についての勉強会。
20日 午前中、ミーティング数件。午後、日本小児科医会で特別講演。その足で羽田、伊丹経由、豊岡へ。打ち合わせ数件。この日から『日本文学盛衰史』城崎国際アートセンター(KIAC))での合宿開始。すでに舞台装置が立て込んであったので、いきなり23時半まで稽古。
21日 午前中、城崎小学校でロボットを使ったコミュニケーション教育のモデル授業。そうとう、うまくいった。そのまま、近大付属豊岡中学校・高校で教員対象の講演会。KIACに戻って深夜まで稽古。
22日 城崎小学校で授業見学と来学期の授業の打ち合わせ。自分で運転して市役所へ。市長協議。地方創生戦略会議。中座して、そのまま車で新温泉町の湯村温泉へ。湯村温泉観光協会で講演。懇親会の冒頭のみ出席してKIACに戻り深夜まで稽古。
23日 早朝、市役所へ。市役所で東京とSkype会議。駅前の駐車場に車を入れてJRで福知山へ。京都新聞主催の講演会。終了後すぐにとって返して、この日は16時から深夜まで稽古。
24日 車で空港へ。飛行機で阪大に出勤。藝大の教授会にSkypeで出席。もう一件、大学関係のSkype会議。午後、授業。伊丹空港から豊岡に戻る。俳優たちは豊岡観光。深夜まで稽古。
25日 午前中、豊岡市役所で職員研修のWS.午後、ずっと稽古して夜8時から通し稽古。ほぼ形になる。
26日 車で空港へ。伊丹経由で羽田へ。午後、劇団員の結婚式に出席。夜は久ぶるに帰宅。
27日 朝の飛行機で豊岡に戻る。テレビ収録一件。住民の方との対話集会一件。あとは夜まで稽古。
28日 城崎温泉駅に車を置いてJRで福知山まで。福知山公立大学で講義。2時に戻って、ずっと稽古。浜坂高校校長先生面談。
29日 朝から夕方まで稽古。途中、県庁と打ち合わせ一件。夜、城崎文学館で高橋源一郎さんと対談。現在、城崎文学館では、演劇と文学の特別展示が行われています。地ビールで打ち上げ。
30日 午前中、豊岡市役所で職員研修WS。午後、通し稽古を源一郎さんに観てもらう。まずまずの出来。
31日 朝、車で空港へ行こうとしたら欠航の恐れ有りとアナウンス。急いで江原駅に出て車を置いてJRで大阪へ。午前中の仕事を一件キャンセル。午後、阪大で授業。再び、JRで江原に戻り車で豊岡高校へ。校長先生と面談。KIACに戻って深夜まで稽古。
6月1日 終日稽古。夜、ゲネプロ。
2日 午前中面談一件。午後、公開リハーサル。満席の観客で反応も上々。全員でセットをばらす。
3日 劇団員は東京に戻るが、私はKIACに残って関西の観光学専攻の大学生相手にレクチャー。午後、神戸新聞取材。夜の飛行機で大阪へ。
4日 午前中、枚方市と打ち合わせ。午後、奈良県立畝傍高校で講演会。夜、帰京。
二週間にわたる城崎滞在終了。だいたい、来年からは、こんな感じの生活になる。