新年度になりました。
お伝えしなければならないことは、たくさんあるのですが、まず悲しいお知らせからです。
劇団員の大塚洋が、長らく病気療養中のところ、昨年10月31日午前3時59分、薬石効なく永眠致しました。コロナ禍のこともあり、親族だけで法要を済ませ、12月13日に四十九日法要にて納骨致しました。
ご報告が極めて遅くなったことをお詫び申し上げます。
私たち劇団・青年団は、昨年、志賀廣太郎、大塚洋という二つの大きな柱を失いました。彼らと作った様々な舞台、訪れた海外の諸都市での出来事が、いまも思い出されます。
幾度か、劇団葬の実施を模索しましたが、繰り返すコロナの波に、現在も目途が立たない状況です。
近い将来、状況が好転したあかつきには、ぜひ、何らかの形で、皆様とお別れの場を設けたいと考えております。
重ねて、現状のご報告が遅くなったことをお詫び申し上げます。
平田オリザ