『馬留徳三郎の一日』尼崎公演中止に続き、さらに残念なお知らせです。
『馬留徳三郎の一日』東京公演(杉並区、座・高円寺)は、全ステージ上演中止となりました。
公演を楽しみにしていただいていた皆様には、たいへん申し訳なく思います。
http://www.seinendan.org/play/2019/12/7066
今回は、自粛ではなく、劇場自体の閉館による中止であり、他に選択の余地はありませんでした。座・高円寺側も、最後まで上演実現の方策を探ってくださったようですが、杉並区内に感染者が複数いることなどから、この結論に至りました。忸怩たる想いですが、観客や俳優、スタッフの健康が第一ですので、杉並区並びに座・高円寺の判断を尊重したいと思います。
今回の一連の演劇界の公演中止によって、多くの才能やその発芽のチャンスが失われる危険があると書いてきました。それは単なる上演の中断ではなく、未来の演劇界、ひいては社会にとっても大きな損失であるとも言ってきました。
今回の『馬留徳三郎の一日』の上演も、劇作家高山さなえにとっては、大きなステップアップになるはずの公演でした。残念で仕方ありません。
難しいかもしれませんが、青年団としては、俳優のスケジュールを調整しつつ、一年以内の都内での上演を模索していきたいと考えています。
すでにチケットをお買い求めの皆様には、本当に、大変なお手数をおかけしますが、いったん払い戻しの手続きをお願いいたします。
申し訳ありません。
『その森の奥』フランス公演、『馬留徳三郎の一日』尼崎公演に続いての中止、延期となります。
これまでは「公演が中止になった他の劇団さんに比べれば、うちはまだまし」と言ってきましたが、いよいよ劇団としても、看過できない被害となってきました。会社が潰れるようなことはありませんが、豊岡での江原河畔劇場のオープニングと時期が重なってしまったために、資金繰りについては相当厳しい状況になりました。
私個人の講演会やワークショップも、劇団の大きな資金源になってきたのですが、こちらもキャンセルが相次いでいます。危機的な状況が近づきつつあります。
現在進行中のクラウドファンディングは、そこに掲げた目的以外の利用はできません。そのために公共性の高い一般社団法人を別に立ち上げました。いただいた資金は、その社団内で運用します。
しかし、ここへのご支援が、間接的に劇団運営の助けになることは間違いありません。どうか、多くの方々のご支援をお願いいたします。
支援は三千円から可能で、様々なリターンも用意されています。
https://www.makuake.com/project/ebara-riverside/
活動報告もご覧ください。
応援メッセージも次々に届いています。
https://www.makuake.com/project/ebara-riverside/communication/
支援が難しい方、すでにご支援いただいた方は、情報の拡散だけでもお願いします。
私のメッセージ・動画を、Webサイトに掲載しておりますので、ぜひ、ご覧ください。
Twitterも始めました。
いよいよ、新刊が発売になりました。
クラウドファンディングは難しいという方は、ぜひ、書店で手に取ってください。
こちらの購入も間接的に、劇団への支援につながります。
一刻も早く、この混乱が収束することを期待しますが、収束できない場合も、何らかの形で舞台芸術が持続可能な形に戻っていくことを願います。
こちらの動画も話題になっています。ご笑覧ください。
日記の続き
1月
21日 千葉の市町村アカデミーで公務員対象の講演会。午後、藝大で授業。夜『東京ノート』稽古。出版打ち合わせ。
22日 都立冨士高校で授業と講演会。夜、映画美学校。
23日 飛行機で伊丹へ。宝塚市立すみれが丘小学校で授業。午後、阪大で授業。会議いくつか。夜も授業。
24日 午前中、枚方市の小学校で授業。午後、和歌山大学外部評価委員会。
25日 ピッコロ演劇学校で講演とワークショップ。
26日 東京へ。打ち合わせ数件。午後『東京ノート』稽古。夜の飛行機で再び伊丹へ。レンタカーで自宅へ。
27日 早朝、市役所で会議二件。豊岡高校で授業。午後は出石高校で授業。会議とか記者会見とかいろいろ。
28日 自宅から車で岡山県奈義町へ。午前中、小学校6年生と授業。午後は4年生と授業。夜は懇親会。
29日 中学校で授業と教員対象の研修会。伊丹空港で車を返して大阪泊。
30日 枚方市の小学校でモデル授業。午後、阪大で授業。会議数件。夜も授業。
31日 この日も午前中は枚方市で授業。午後、兵庫舞台芸術でコンサート鑑賞。佐渡裕さん表敬。打ち合わせ一件あって東京へ。