『冒険王』ソウル公演終了

2015年7月15日

早いもので、昨日は『冒険王』の楽日でした。韓国では二本立て公演ではなく、『冒険王』を先に上演して、『新・冒険王』を16日から上演します。

一昨日は、委託先の制作サイドの不手際もあり、多くのお客様が入場できませんでした。劇場のサイトに、お詫びの文章が出ているようです。

http://m.doosanartcenter.com/community/notice_view.asp?idx=448&page=1

日本のお客様で、ご迷惑の掛かった方はいらっしゃらないと思いますが、あらためてお詫び申し上げます。

さて、戦争法案強行採決の今日、午前中、私はソウルのホテルで洗濯をし、旧満州を舞台にしたバレエ作品の脚本を書き、採決を見届けてから劇場に向かい。夜まで『新・冒険王』の稽古をしていました。『冒険王』のみの出演者のうち数名は、植民地時代の遺構である「西大門刑務所跡」に行ったと思います。
 この国が、他国を侵略する国にならないように祈ります。

日記の続き

7月2日(木) 朝8時半から高輪のホテルで対談。こんな時間しかとれなくて、たいへん申し訳ない思いです。10時半にホテルを出て、そのまま羽田空港へ。伊丹空港から谷町四丁目のマッセ大阪へ。大阪府内の自治体職員に向けて90分の講演会と、そのあとの懇話会。新大阪に移動して、18時から城崎国際アートセンターのプログラム選定会議。21時前に終了して懇親会。途中で抜けて打ち合わせ一件。

7月3日(金) 7時半の便で羽田に戻る。空港で少し仕事をしてから車でお台場のフジテレビへ。アナウンサー室主催のワークショップ。全員、テレビでよく見ている人たちなので、誰が初対面で、誰が前回も参加していて、誰が以前からの知り合いか、まったく分からなくなる。終了後、一件、面談を挟んで、大手町で政策金融公庫での女性職員対象のワークショップと講演会。アゴラに戻って、20時から無隣館。夏休みの宿題を出す。さらに面接二件。

7月4日(土) 10時から12時 制作部ミーティング。12時から13時 秋の旅公演についての座組みミーティング。13:30から打ち合わせ一件。15時から面接二件。15時:30分から朝日新聞社取材。アトリエ春風舎に移動して、19時から22時、年に一度の劇団全体ミーティング。23時帰宅。

7月5日(日) 9時から技術スタッフミーティング。11時からアンドロイド版『変身』旅公演制作部ミーティング。この二日間で、5つミーティングがありましたね。
13時から20時半、目黒パーシモンホールでの中高生対象のワークショップ。途中、面接一件。21時半帰宅。

7月6日(月) 9時から自宅で、司法研修所でのワークショップ打合せ。東京藝大に出勤。11時からアンスティテュ・フランセと打ち合わせ。12時から彫刻科の深井先生と打ち合わせ。藝大は音楽学部から横断歩道を渡って美術学部に行くと別世界になる。
13時から18時、JSTサイトビジット。研究の成果と展望の説明。18時から懇親会。私は冒頭だけ出席して、池袋へ。東京藝術劇場で扇田昭彦さんのお別れ会。献花のあと、ロビーでの懇話会で岩松さん、ケラさん、三谷さんと壇上でスピーチ。ものすごくたくさんの人が来ていた。22時帰宅。少し荷造り。

7月7日(火) 朝8時半に家を出て品川経由でいわきへ。いわき総合高校で演劇系列の授業。そのあといわき駅前へ。ホテルにチェックインして原稿書き。夜は、ふたば未来学園の先生方と懇親会。

7月8日(水) 朝7時に起きて朝食後、JRで広野町に移動。ふたば未来学園へ。この日は、20チームの発表。取材先の地元の方たちも次々に観劇に訪れる。1クラス5チームの発表を終えるたびに、クラス内で投票をしてクラス代表チームを決める。そのあと、地元の方たちから感想を伺い、私が講評を述べる。地域の方たちの温かい言葉に助けられる。
 昼食時、新校舎建設についての打ち合わせ。
 全クラス発表が終わって、テレビインタビュー、先生方との振り返り。17時半、全行程終了。これで、今年上半期の福島行脚はひとまず終了。東北発未来塾、奥会津三島町の小中学校、いわき総合高校、ふたば未来学園。残った人、戻ってきた人、戻りたい人、出て行く人、戻れない人が、どうすれば連帯できるかを、福島の子どもたちと考える日々でした。23時帰宅。残りの荷造り。

7月9日(木) 朝6時半羽田空港着。ラウンジで残務処理。8時、飛行機に搭乗。8時半出発。10時50分金浦空港着。ソンギウンさんの車で市内へ。12時半、ホテルでチェックインのあと劇場へ。14時からミーティング、場当たり稽古。19時過ぎに終了して、俳優たちと近くの有名なブルコギの店へ。ちょっと高いけど、さすがに旨い。21時過ぎ、歩いてホテルへ。