『冒険王』城崎初日!

2015年6月05日

例によって、原稿の締め切りと稽古の盛り上がりが重なって、再びブログの更新ができない状態でいました。
そろそろ再開します。
本日、城崎国際アートセンターでの『冒険王』の初日になります。

http://www.seinendan.org/play/2015/03/4357

『新・冒険王』は今日がゲネプロ、明日が初日です。
『新・冒険王』は、日韓合作なので、まず私が台本を一通り書き、それをパートナーのソン・ギウンさんが、もう一度頭から構成し直し、その台本をもらって、特に日本語の台詞の部分を、さらに書き換えて、とりあえず稽古用の台本を完成。これを俳優に配って、稽古場で上演台本に仕上げていくという作業工程を踏んできました。だいたい、戯曲が二往復するので、なんだか永遠に終わらないような作業になります。
そんな苦労も、今日で一段落。

私たちがいま滞在している城崎国際アートセンターでは、来年度のレジデントアーティストを募集しています。

http://kiac.jp/

日記の続き

5月13日(水) 朝、車で但馬コウノトリ空港へ。10:10初の便で伊丹経由羽田へ。12:40羽田着。そのまま上野の東京藝大へ。14:40分から18:00まで授業。
 新しい研究室は居心地がいい。

 地下鉄で小竹向原へ。アトリエ春風舎で無隣館の授業。ワークショップと、『ロミオとジュリエット』の課題発表。
 23時帰宅。24時から4時まで、アゴラ劇場で資料作成。家に帰って少し眠る。

5月14日(木) 朝7時、再び東京藝大へ。午前中に会議三連発。9時グループ内ミーティング。10時半教授会。11:30センター長面談。12時半退出。羽田空港へ。伊丹経由で但馬に戻る。
19時から23時、『新・冒険王』稽古。

5月15日(金) 朝8時半、車で豊岡市役所へ。市長からの参与就任の辞令交付、記者会見。10時~12時、地方創生戦略会議。文化による人口減少対策に取り組みます。
 センターに戻って13時から『新・冒険王』稽古を夜まで。

 コウノトリのかぶり物で遊ぶ韓国人俳優

5月16日(土) 朝からずっと稽古。夜、出石の静思堂にて講演会。静思堂は、粛軍演説の斎藤隆夫を記念してできた建物。壁一面に、歴代総理の書が並んでいる。市長や出石の方々と会食。どぶろくがおいしかった。

5月17日(日) この日は、本当に朝から晩まで稽古。だいたい半分くらいまで、とりあえずできあがる。俳優は、台本のできてきたところから覚えていく。1場、通してみる。少し長いかも。途中、城崎の若旦那TVの取材あり。寸暇を惜しんで、毎日、温泉へ。

5月18日(月) この日も朝から晩まで稽古。だいたい、三分の二くらいまで、とりあえず、できあがる。やはり、長いようで、後からカットを考えることにする。
夜、韓国チームがチジミを焼いてくれて宴会。昨日、取材に来た若旦那衆に「但東のどぶろくがおいしかった」と言ったら、この日さっそく、一瓶だけ探して持ってきてくれた。特区で作っているものなので、なかなか手に入らない逸品。

5月19日(火) 朝9時から11時半まで、豊岡市の職員対象のワークショップ。昨年に続いての開催。これでだいたい豊岡市役所の課長級以上は私のワークショップを受けたことになる。午後、ひたすら稽古。この日から、『冒険王』代役の代田さん合流。『冒険王』の読み合わせも開始。20時から、今回唯一の、外の店での飲み会。ソン・ギウンさんの誕生日を一日早く祝う。