『幕が上がる』稽古場報告

2015年4月10日

ももクロの佐々木さんが書いてくださっているように、『幕が上がる』のおかげで、他の書籍も売り上げが伸びています。ありがとうございます。いまは、『演劇入門』『演技と演出』の帯も『幕が上がる』仕様になっています(写真とかが載っているわけではありません。書店でご覧下さい)。

http://ameblo.jp/sasaki-sd/entry-12009544294.html

おかげさまで、それぞれ重版が決まりました。

『演劇入門』 第28刷 累計部数 7万4700部
『わかりあえないことから』 第17刷 累計部数 9万7300部

 特に『演劇入門』は、15年以上かかって、粘り強く売れ続けています。『幕が上がる』も小説、映画とも、そういう作品になればいいなと願っています。

というわけで、稽古が始まったわけですが、『幕が上がる、その前に』もご覧いただいたモノノフの方は、私と佐々木さんの対決に注目なさっているかと思います。
 今回も、稽古初日に、やはり本広監督の依頼で、少し演技指導をしました。
 そして、また、佐々木さんに、そうとう何度も、繰り返してもらうことになりました。それを見ていた高城さんからは「オニ」「ヒラタオニザ」と言われました。
 前回、映画の撮影前は、劇中劇『銀河鉄道の夜』で先生役の佐々木さんが冒頭で長いセリフを言うので、そこを時間をかけて稽古をしました。
 今回は、下級生たちだけの場面があって、そこで同時多発会話が行われるので、そこを重点的に稽古をしました。これは構造上仕方なくて、三年生が登場すると、みんな三年生の話を聞くので、同時多発会話は減ります。ですので、私の演出上の特徴の一つである同時多発会話を行う場面は、佐々木さんの登場場面に集中することになってしまいました。
みんな、昨年の夏よりは、格段にうまくなっていました。
 その成果を、ぜひ、舞台でご覧いただければと思います。

日記の続き

4月1日(水) 朝からひたすら原稿を書く。15時、打ち合わせ一件。16時、稽古場で稽古をしていたジョリス・ラコストたちを自宅に招いて軽いパーティー。みんな、すでに花見に行ったらしい。18時半から、いよいよ無隣館二期開講。やらなきゃならないこと、伝えなきゃならないことは無限にあるので、最初から飛ばし気味で話す。
 23時に終了して帰宅。さらに原稿。