東京藝大(韓国から)

2013年4月05日

 フェスティバル・ポム(春)に参加するため韓国に来ています。
ソウルで二日間、大田(テジョン)で二日間、アンドロイド演劇『さようなら』を上演します。
 今日、ソウル公演の初日があきました。
来月には韓国で、私の戯曲集が二冊出版されます。

そして帰国するとすぐに、平田オリザ演劇展が始まります。今年は、十五年近く前に書いた『この生は受け入れがたし』を再構成し上演します。そうとう面白い仕上がりになったと自負しております。15年前に東北と東京について考えたことが、期せずして、新しい作品となって蘇りました。
 二年前に上演して大好評を博した『走りながら眠れ』、そして小説『幕が上がる』のモチーフともなっている『銀河鉄道の夜』も上演します。すでに週末は売り切れが多いようですが、平日はまだまだ席がございます。

5月には、この『銀河鉄道の夜』のロボット版を大阪の新しい劇場ナレッジシアターで上演します。

4月1日より、東京藝術大学に新設されたアートイノベーションセンターに客員教授として勤務することとなりました。本務校の大阪大学、学長特別補佐を務める四国学院大学と並んで、東京藝大でも演劇の輪を少しずつ広げていきたいと思います。来年からは授業も持つ予定です。
 藝大のリソースを最大限に生かした仕事ができればと願っています。

現在、首都圏では、下高井戸シネマにて、ドキュメンタリー映画『演劇1』『演劇2』が上映されています。見逃された方は、ぜひご覧下さい。

http://www.shimotakaidocinema.com/

アゴラ劇場も新年度に入り、支援会員を募集しております。今年も多彩なラインナップを揃えました。ぜひ、ご支援、ご協力ください。