オペラ『班女』と、阪大の教員募集

2012年1月12日

 少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

 昨年の『ソウル市民』五部作には、多くのお客様においでいただき、本当にありがとうございました。私たちは、この作品を劇団の財産として、これからも育てていきたいと考えています。

 さて、いま、私は、初めてのオペラ演出のために広島に滞在しています。

http://www.cf.city.hiroshima.jp/naka-cs/opera/music/index.html
 
 何もかも初めての経験ですので、周りにいろいろ教えていただきながら稽古を進めています。一昨日は、はじめての通し稽古でした。客観的な評価ができるほどの経験はありませんが、どうにか形にはなってきていると思います。どうか、お近くの方、ぜひおいでください。
この仕事は、作曲家であり、この企画の芸術監督でもある細川俊夫さんからいただきました。毎日6時間から7時間くらい稽古をしているので、頭の中には細川さんの複雑な楽曲が、わんわん鳴り響いています。

皆さんもニュースでご覧になったかと思いますが、昨日は、劇場の近くの刑務所から脱走者が出たということで、いまも劇場周辺には警察官が多く配置されています。さすがに本番までには解決するでしょうが。

今週末は、ソウルで『革命日記』が上演されます。私も広島から直接渡韓し劇団のツアーの合流する予定です。『革命日記』は来週末、三重県にもまいります。

 さて、私が勤務する大阪大学では、以下のような人材を募集しております。


http://www.osipp.osaka-u.ac.jp/ja/files/job/recruit_20111220_3.pdf

 
 ウメキタ(通称北ヤード)のナレッジシアターにつきましては、昨年前半に、芸術監督公募の直前まで準備が進みながら、阪大総長の交代、そして先般の大阪府知事選挙、大阪市長選挙により、それぞれの母体となる体制が大きく変更され、プロジェクトを推進する枠組み自体が白紙に戻ってしまいました。
 関係する皆様には、多大なご迷惑をおかけいたしますが、大阪大学としては、少しでも劇場における公共セクションを増やして、舞台芸術活動を行っていきたいと考えています。
 今回の公募は、そのような活動のための人材募集です。 
ぜひ、舞台芸術の国際協働作業や、外交文化政策に関心のある研究者、制作者、ドラマターグなどにご応募いただければと存じます。

 本年も、様々な活動を続けてまいります。よろしくお願いいたします。